グッドウィルの映画日記

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虐待は絶対あかん…プレシャス 感想

2010年の映画『プレシャス』を見ました!

プレシャス [DVD]

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この作品はアカデミー賞で、助演女優賞と脚色賞に輝いた名作ですな!!

 

採点4.2/5.0

 

虐待されるシーンなどがあり、万人受けする内容ではないかもしれませんが、必ず見て欲しい映画ですね。

環境に恵まれない少女が自由をつかむための物語を描いています…

 

あらすじ

 

16歳の少女プレシャスは父親と義父に2度妊娠させられ、母からは虐待を受ける環境に恵まれない人生を歩んでいた。

彼女は学校の先生やソーシャル・ワーカーらの手を借りて状況を打開しようとするが…

 

 

以下ネタバレあり

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1987年のハーレム

肥満体のプレシャスはスターになることを夢見ている。しかし現実は授業にも集中せず、好きな教師の味方をしている。

その過程で他の生徒を打ったプレシャスは校長室に呼ばれ、妊娠していることを見抜かれる。

問題を話さなければ退学処分になることを告げられるが何も話さないプレシャス。

 

プレシャスは家で父から性的虐待をされていた。一方でスターになっている妄想をするプレシャス。

現実では母にもこき使われ家事を押し付けられている。その夜校長が家庭訪問に来てインターホン越しに代替学校を勧められる。

 

母は情緒不安定でプレシャスに当たり散らす。プレシャスのことを罵りまくりものを投げつけ、肉体的に虐待している。

 

プレシャスは妄想の中で知っている人物の理想を思い浮かべている。

翌日代替学校を訪れるプレシャス。校長が書類を届けており、テストを受けることになる。

 

帰り際たちの悪い黒人達に突き飛ばされるプレシャスはまたもスターになった夢を見ている。

しかし、現実では突き飛ばされて路上で失神していた。

 

翌日プレシャスは飲食店から食い逃げをしてから学校に行く。そこで嘔吐するプレシャス。

プレシャスは授業を受け、ブルー先生と知り合い、クラスのみんなの前で自己紹介をする。得意なことがないというプレシャスはクラスで喋ったことがないと告白する。

 

翌日肥満をバカにした女子生徒をひっぱたくプレシャス。ブルーからも心配されている。

ブルーから個人授業を受けるが、母から受けた暴言のトラウマが蘇ってしまう。

 

家では母に罵られながら家事をこなすプレシャス。料理にもケチをつけられ自分で食えと言われてしまう。

 

翌日カウンセリングで家庭のことを聞かれるプレシャス。母との生活の様子を明かし、自分の父との間の娘がダウン症であることを明かす。

生活保護を打ち切られてしまうプレシャス。

 

授業中に破水したプレシャスは2人目の子供アブドゥルを産む。

ブルーは病院に付き添っていてクラスメイト達も来ている。プレシャスはブルーに心を開いており文通の中で学校にまた戻り、大学に行くように言われる。

 

家にアブドゥルと帰るプレシャス。アブドゥルを抱きながらプレシャスをこき使い、罵る母と喧嘩になる。

アブドゥルを抱いて家を出るプレシャスだが母は上から物を投げてくる。

 

アブドゥルを抱いて彷徨うプレシャスは教会でブルーが歌っているところを見て、妄想している。その頃、母はプレシャスの部屋をめちゃくちゃにしている。

 

地下鉄に乗るプレシャスは学校に不法侵入して教室で寝ていた。

ブルーはプレシャスの保護に奔走し、何とか住む場所を見つける。

プレシャスはブルーの恋人のキャサリンとの家に入れてもらう。

親より優しい2人に戸惑うプレシャス。

 

プレシャスの進級お祝いのパーティにみんなが来てくれる。

プレシャスはアブドゥルに愛情を注ぎ、人生をやり直すことを決意する。

 

面会に来た母と会うプレシャス。父が死んだことをプレシャスに告げ、彼がエイズだったことを告げる。

再び厳しい現実を突きつけられ、妄想の世界に逃げるプレシャス。

 

検査の結果陽性を告げられるプレシャス。

授業にも身が入らず、クラスの前でエイズに感染していることを告げる。

寄り添おうとするブルーをプレシャスは拒絶し父にレイプされたことも泣きながら話す。

 

プレシャスはカウンセリングで自分のファイルを抜き出してカバンに入れる。

カウンセラーは母がプレシャスに会いたいと思っていることを告げる。

ファイルにはHIVで死ぬ可能性が書かれていた。

 

面談で性的虐待について話す母。事実であると認め、プレシャスとアブドゥルと暮らしたいのはプレシャスを愛しているからだと語る。しかし誕生日月を覚えておらず、プレシャスが3歳の頃から虐待されていたことを認め、自身がそれに対して対処しなかったことを認める。そしてプレシャスが抵抗しなかったから旦那が出て行ったと語り、責任をプレシャスに押し付け自分を愛する者はいなかったと語る。

 

プレシャスは読解力が上がっており来年は高校に進むと語り母の気持ちは理解したが、もう会わないと告げて去っていく。

 

母から解放されて自由になったプレシャスはアブドゥルと最初の娘モンゴを抱いて街を笑顔で歩いていく。

 

所感

 

物凄い見応えのある映画ですね!

 

プレシャスは何も悪いことをしていないのに虐待されたことで心に大きな傷を負い、自分に自信が持てずに妄想の中に逃げてしまうんですね…

 

愛情を知らずに育ったプレシャスに差し込んだ光がブルー先生で、やっと見つけた自分の居場所だったのに追い打ちをかけるように発覚するHIV陽性…

しかし、この後母の本当気持ちである自分の旦那に可愛がられるプレシャスに嫉妬し辛く当たっていたというあまりにも身勝手な動機を知り母から解放されます。

その後プレシャスがどうなったのかはわかりませんが、生まれて初めて自由を手にして居場所を見つけたプレシャスにとっては余生などどうでも良いことだったのではないでしょうか?

 

本当に見応えがあり、救いがあるのかよくわからない映画ですが、プレシャスの幸せを願うばかりですね…