グッドウィルの映画日記

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素晴らしすぎて拍手喝采…ONCE ダブリンの街角で 感想

2007年の映画ONCE ダブリンの街角で』を見ました!!

この映画は低予算で作られたものの各国で大絶賛の嵐を受け、この年のアカデミー賞で歌曲賞を受賞している名作です!

 

採点4.8/5.0

 

本当に画面に見入ってしまいます。低予算のため画質も悪く、画面もブレブレ。有名な俳優もいないけど、ものすごい名作です!

 

あらすじ

 

ダブリンで毎日ギターでストリートライブをする男はある日チェコ系の女性に声をかけられる。

彼女にピアノの才能があることを知った彼はセッションを行うがそれは素晴らしいものとなり2人は音楽を通じて惹かれ合うが…

 

以下ネタバレあり

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ダブリンの街角で人知れずギターを弾きながら熱唱する男。ギターケースに集金しているが変な男にギターケースを盗まれて追いかける。

追いついて哀れな男に5ユーロだけやる男。

 

夜になっても失恋ソングを弾き語りで歌う男。雑誌売りの女に声をかけられる。彼女は毎日彼の歌を聴いていた。女は男がかつての恋人のことを歌っていることを見抜く。

男は掃除機の修理もしており、明日女性の掃除機を治すことになる。

 

翌日持ってきた女。ランチを取ることになる。音楽について話し、女がピアノを弾けることを知る。楽器店で彼女の演奏を聴くことになる。彼女の演奏に心惹かれる男。

2人でセッションをし始めて相乗効果を発揮する。

 

その後、バスで男は母の死がきっかけで父のためにダブリンに戻ってきたこと、恋人に浮気されて傷ついて帰ってきたことを語る。男の家で掃除機を直してもらう女。

男の部屋で泊まらないか聞くがあっさり断られる男。

 

翌日避けられる男だが、昨日CDに焼いて欲しいと言われたため渡して2度と言わないと約束して仲直りする。

2人は歩きながら話して女の家に行くことになる。彼女はチェコで暮らす夫と結婚しており子持ちのチェコ系移民だった。

ディナーを取ることになり、歌詞のない曲を女性が作詞することになる。

 

女性は離れて暮らす夫への想いと会えないことから想いが揺れていることがわかる歌詞を曲に乗せる。

男も元カノを想う歌詞を乗せた曲を作る。

 

再開した2人。男はロンドンに行くと告げる。その前に2人はレコーディングすることになる。女性がスタジオを値切って、紳士服屋で正装して曲を聴いてもらい、次々にバンドメンバーやスポンサーを追加する。

 

2人は翌日バイクでドライブデートする。

2人は山道で女性が結婚しており、別居中であることを知る。娘のために父が必要だと感じている彼女に男は愛しているか聞くが、チェコ語で返されて意味がわからないままうやむやにされる。

 

レコーディングが開始され、父も差し入れなど協力してくれる。

レコード会社のエイモンと収録をすることになるが、彼はあまり乗り気ではない。

しかし、彼らの演奏を聴くうちに心を動かされる。

 

朝の4時まで演奏して休憩中に、スタジオのピアノで演奏する女。男も来て女性の未完成曲を聴くことになる。

しかしその曲は夫を想う曲で彼女は途中で泣き出してしまう。男の肩で泣く彼女を男は優しく抱き寄せ、一緒にロンドンに行こうと誘うが母と娘も連れて行かなければならないと言われてしまう。

 

エイモンの車でドライブしながら収録したアルバムを聴くことになり、バンドメンバーと浜辺で遊んで打ち解け、男と女は浜辺で寄り添っている。

 

帰り際女はCDをもらい、家に帰るという。女は夫がダブリンに来ることになり男は朝食を誘うが間違いが起こるかもしれないと言われて、後で行くと言われる。

 

男は家で父に聴かせると絶賛されて餞別の金もくれる。父は男が一歩踏み出すことを待っていたのだった。

元カノにも会いたいと言われてロンドンで会うことになる。

 

出発の日男は女の家に行くが、不在で手紙を出すと告げて去る。

男はダブリンの街角で彼女を探すが見当たらず、ピアノを送ることになる。

後日届いたピアノに大はしゃぎする女性。男はにやけながらロンドンに降り立ち、女性の家には夫が来ている。

エンディングで女は家の窓側でピアノを弾きながら外を眺めている。バックには2人で初めてセッションした曲が流れる。

 

所感

 

素晴らしすぎて言葉にはできないですな…

 

最後の切なさは凄かったです。2人とも確実に音楽を通じて惹かれあっていました。だけども女性には守るべき家族がいて、夫もいる。男のことを想いながらもどうしても一緒には行けないことが最初からわかっていたから見送りにも行かなかった…本当に大人な恋愛でしたね。

 

この映画の素晴らしいところは2人のセッションを通じてお互いに惹かれあっていることが手に取るようにわかるところです。2人の息のあっている場面が随所に見られて、女性に子供がいなければ、エンディングは大きく変わっていたと思います。

 

チェコ語で女性が夫を愛しているか答えたシーン。すごく意味深ですよね。答えは僕にはわからないけどきっともちろん。と答えてたんじゃないかな。だけど男に惹かれてるのも事実で男を選べない現実から悟られないようにごまかしたんだと思います。

 

結果的に男と女は結ばれなかったものの、彼女の存在は男が失恋で傷ついたところから一歩踏み出す勇気を与える存在となり、男女の関係を超えた関係になっていきましたね。

 

はじまりのうた然り、こういった音楽系の映画は時に人の心を大きく動かしますよね…本当に素晴らしい映画でした!!