グッドウィルの映画日記

愛する映画の感想を書いていきます

群抜いてますやん…セッション 感想、ネタバレ

2015年の映画『セッション』を見ました!!

セッション [DVD]

セッション [DVD]

 

公開当時大きな話題を呼んだ問題作にしてJ・K・シモンズの怪演が光る名作です!!

 

採点4.5/5.0

 

凄まじいです。もうその一言。

 

あらすじ

 

名門音楽学校でジャズドラマーを目指すニーマン。そんな彼が出会ったのは鬼教師のフレッチャーだった。

ニーマンは暴言、暴力をも辞さないフレッチャーの指導に耐えて食らいついていくものの、彼の指導は度を超え始めてきて…

 

以下ネタバレあり

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ニーマンは1人音楽学校でやる遅くまでドラムを叩いて練習している。

そこに現れるフレッチャーはニーマンの名を聞いて楽団員を探していることを告げて彼の演奏を聴くがすごい嫌味を吐く。

演奏に集中しているとフレッチャーは去っていき、ニーマンは見放されたと思う。

 

映画館に行く彼は店員の女性が気になっている。父にはドラマー以外の道もあると告げられている。

 

翌日楽団で演奏するニーマンは2番手だ。ニーマンは部屋の外で誰かが見ているのを見つける。

ニーマンはフレッチャーの楽団の練習を覗いてその夜また1人で夜分まで練習する。

 

翌日ニーマンの楽団の練習に現れるフレッチャー。楽団員のスカウトに来たのだった。高圧的な態度で次々と楽団員を試してニーマンだけがフレッチャーに呼ばれる。

自信を得て笑みを浮かべるニーマン。

 

映画館で店員の女の子のニコルをデートに誘う。承諾してもらえてかなり嬉しそうだ。

ニーマンはフレッチャーの指定の時間に遅れていくとそこには誰もいない。

1人で待っていると楽団員達が来ておしゃべりしているが、フレッチャーが来た瞬間空気が張り詰める。

 

演奏が始まると途中で止めて自己意識のにくさを理由にトロンボーンの奏者を追い詰めて泣かせて退室させてしまう。

休憩後ドラムを叩かかとになるニーマン。フレッチャーはニーマンに休憩中優しく話しかける。

しかし演奏が始まると何度も同じパートをやらせて、しまいにはイスを投げつける。

何故投げつけられたかわからないというニーマンをビンタするフレッチャーはニーマンを詰めて泣かせてしまう。フレッチャーはさらに放送禁止用語連発して叫ぶ。

 

その後黙々と1人で練習に励むニーマン。手に血が滲んでも認められるため必死で練習する。

ニコルとのデートでニーマンは人と目を合わせないことを指摘されるがうまく会話している。

ニコルはなんだか人に嫌われてるような気がすると話し、自分に自信がないニーマンと共鳴する。

 

ジャズコンテストでフレッチャーが優しく知り合いの娘に話しかけているのを見るニーマン。しかしバンドの前に来ると豹変する。自分に恥をかかせるなとバンドに告げて譜面をどこかに置き忘れた者を糾弾する。

 

リハーサルの後ニーマンは正式奏者の譜面を椅子に置いていたが無くしてしまう。

フレッチャーはニーマンに渡した正式奏者に非があるとして楽譜を覚えているニーマンが急遽演奏することになる。

見事に優勝したフレッチャーの楽団。翌日からニーマンが主奏者になる。

 

家族との会話で主奏者になれたことを話すニーマンだが、いとこのダスティンの優秀さとの比較や就職を心配される。さらにニーマンはいとこの活躍をディスり、空気が凍ってしまう。

 

ある日の練習後フレッチャーに残されるニーマン。フレッチャーは笑顔を見せて新しい奏者のコナリーを使いたいと言われる。

2人でどちらが主奏者に相応しいかフレッチャーの前で競うことになる。

フレッチャーはコナリーをあっさり採用してニーマンはかなり不機嫌だ。

 

ニーマンはドラムに集中するためニコルに別れを告げる。さらに別れ話の中でショックを受けるニコルは自分を邪魔だとするニーマンに反感を露わにする。

 

血が滲むほど練習を重ねるニーマン。かなり精神的に不安定になっている。

フレッチャーはある日かつての自分の生徒ではじめは優秀ではなく苦しんでいたショーンの意欲を買ってバンドに入れたことを語る。そして今朝彼が交通事故で亡くなったことを涙ながらに語る。フレッチャーは彼を素晴らしい演奏者だったと涙ながらに皆に伝えたかったと告げる。

 

コノリーとニーマンを徹底的に競わせるフレッチャー。他のバンドメンバーを差し置いてドラムだけ徹底的に練習させられる。

その中でニーマンだけが血を流しながらフレッチャーの求める演奏を遂にやり遂げて主奏者となる。

 

コンサートに遅れそうになるニーマン。レンタカーを借りて会場まで急ぐがフレッチャーはコノリーに代わりをやらせるが、ニーマンは真正面から反発する。

食い下がるスティックをバスに忘れたニーマンに11分後にステージに必ずこいと告げ急ぐニーマンだがレンタカーで戻っていると交通事故に巻き込まれてしまう。

 

全身怪我をした彼はスティックを取って会場まで走るが左手は動かない。血だらけで位置について演奏が始まり、懸命に演奏するが、左手が動かずスティックを落としてしまう。途中で演奏できなくなったニーマンを見たフレッチャーはニーマンにお前は終わりだと告げ会場の客に謝るが、ニーマンは逆上してフレッチャーに襲いかかって止められる。

 

意気消沈のニーマンは委員会と話してショーンがフレッチャーの生徒になってから、鬱病で自殺だったことを知る。退学となるニーマンだがショーンの遺族の願いが2度とショーンのような生徒を出さないことだと知ったニーマンは苦悩の末フレッチャーの行き過ぎた指導を匿名で告発することになる。

 

数年後店員として働いているニーマン。父との関係は良好だが自分に自信はないようだ。

ある日夜に歩いているとジャズのライブにハウスフレッチャーが来ていることを知り、店に入る。

フレッチャーはニーマンの告発で教師をクビになっていた。フレッチャーとニーマンは目が合い、フレッチャーはニーマンに声をかける。

 

フレッチャーはニーマンに誰かが告発したため、クビになったこと、今は指揮者として仕事をしていて自分は学院で最高のバンドを目指していたことを話すが、ニーマンはフレッチャーの指導は一線を超えていたと指摘する。フレッチャーは次の名奏者は育てられなかったが努力はしたため、謝罪する気は無いと告げる。別れ際にフレッチャーはバンドのドラマーを探していると告げてニーマンをバンドに誘う。フレッチャーはかつての楽団でやっていた曲をやるためやって欲しいと告げてニーマンは再びスティックを取る決意をする。

 

ニコルと電話で話すニーマン。ニコルには新しい彼氏がいるが、コンサートに見に来るよつに彼女を誘う。

 

当日スティックを持って会場で位置につくニーマン。物腰柔らかくメンバーに語りかけるフレッチャー。

しかし開始前ニーマンに告発したのはお前だろ?と告げて事前に言っていた演目と全く違う曲を指揮する。みんなの前で恥をかかされるニーマン。これはフレッチャーの復讐のステージだった。

他のバンドメンバーからちゃんとやれと怒られてしまうニーマン。打ちのめされてしまい、一曲目の最後にフレッチャーが近づいてお前は無能だと告げる。

ニーマンは耐えきれずに逃げ出し舞台裏で父に抱きしめられる。しかしニーマンはステージに戻り、フレッチャーが次の曲を言う前に勝手に演奏を始めてバンドに指示をする。困惑するフレッチャーへの復讐返しだった。

渋々指揮するフレッチャーだが、怒りと復讐心に満ちたニーマンの演奏はフレッチャーの求めてきたものであり、フレッチャーとニーマンは素晴らしいほど息が合い始める。

ニーマンは演奏に喜びを見出して曲が終わっても演奏を1人続ける。彼を認めたフレッチャーは狂気の演奏を続けるニーマンに歩み寄り、2人は笑顔で見つめ合いながら最高のセッションを実現する。

 

所感

 

ブラボーの一言ですな…

 

シモンズの演技はさることですが映画の構成、最後のシーンまで全てが美しく、片時も目が離せない傑作の1つと言えるでしょうな。

 

個人的にはフレッチャーの指導はもはや指導ではなく攻撃の域に達していたと思います。そして最後の復讐のシーンですが彼の求める演奏を実現したのは憎み合っていたニーマン…素晴らしいドラマですな。

 

ちなみにニーマンですが、こちら典型的な影響されやすいタイプ。フレッチャーに認められたいがために自分を犠牲にしてパンクしてしまった。どちらが正しいとか悪いとか言うとニーマンの育ってきた環境が1番悪かったのかな…